東京大学大学院農学生命科学研究科附属 生態調和農学機構
Institute for Sustainable Agro-ecosystem Services
| 概要 | 運営の特徴 | 建物の特徴 | 館内のご案内 |
1878(明治11)年1月に農学校内に開場して以来、駒場農学校、東京農林学校、帝国大学農科大学附属、東京帝国大学農科大学附属、東京帝国大学農学部附属、東京大学農学部附属、東京大学大学院農学生命科学研究科附属へと、変遷してきた農場で実際に用いられてきた歴史的価値が高い農機具などに加え、農学校や農学部などで教材として収集されてきた農機具および教科書などに利用された文化財的価値のある図解や書籍を中心に、「農業」・「食」の原点をテーマとした展示を行っています。
農場博物館 ロゴマーク
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農場博物館建物である旧乳牛舎の正面から見た姿をベースに、シンボリックな史料である「物理実験用風車」の一部を配することで、農場博物館を表現しています。「東大フィールドボランティア」のT氏のデザインを基にしています。
駒場農学校に代表される駒場の農場は、現在では、本学教養学部のある駒場Ⅰキャンパス・生産技術研究所などがある駒場Ⅱキャンパス・日本近代文学館・旧前田侯爵邸などがある目黒区立駒場公園・ケルネル田んぼなどがある目黒区立駒場野公園・(独)大学入試センターになっている、広大なの敷地の半分程度を占めていました。
1935(昭和10)年の東京帝国大学農学部と第一高等学校の敷地交換により、農場本場は駒場の地から現在の西東京市へと移り、2010(平成22)年の組織改編によって附属生態調和農学機構の耕地および緑地フィールドへと名称変更しています。なお、これらと並行して果樹園は、大師河原(現川崎市)、六郷から神奈川県の現二宮町に1926(大正15)年3月に移り、2008(平成20)年4月からは西東京市の本場に統合されています。
・ 平常開館日時: 毎週火曜日・金曜日 10:15~14:45 (祝日・年末年始は休館)
・ トロッコの走行時間(見学のみ): 10:30(出庫時)・14:30(納庫時)
(雨天等の悪天候時は展示いたしません。また、予告なしに展示を中止する場合があります)
・ 臨時開館: 「見学のご案内」ページの西東京フィールド 耕地・緑地(旧農場)の特別見学許可を申請してください
・ 入館無料
・ アクセスについては、「キャンパス・アクセス」ページの西東京フィールド(旧農場・田無演習林)をご覧ください
なお、西東京フィールド内の農場博物館の位置は、同ページのGoogleマップを拡大するとご覧いただけます
・ お願い: 館内での飲食・喫煙・展示品への接触はご遠慮願います
・ お問い合わせ: 「お問い合わせ」のページの機構全般・西東京フィールド 旧農場関係にお願いいたします
農場博物館は、「東大フィールドボランティア」の皆さんのサポートによって運営されております。「東大フィールドボランティア」は、2007年の農場博物館のオープンに備えて「東大農場ボランティア」として公募によって組織されたのが発祥です。2010年4月の生態調和農学機構の設立に合わせて、「東大農場ボランティア」から「東大フィールドボランティア」に改称され、現在に至っています。
農場博物館では、「東大フィールドボランティア」の皆さんによる博物館ガイドを行っております。ロゴが入ったブルーのエプロンを着用しておりますので、気軽にお声をかけていただければ館内を丁寧にご案内いたします。なお、エプロンのロゴは、まだ「東大農場ボランティア」のままです。
なお、定期的に「東大フィールドボランティア」を募集しております。現在のボランティア活動は、農場博物館の運営サポートに限定されておりますが、自律したボランティア会をつくって様々な自主活動も展開しております。生態調和農学機構でのボランティア活動に、意欲をお持ちの皆さんの応募をお待ちしております。
東大フィールドボランティア ロゴマーク
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当初の活動拠点であった農場博物館建物である旧乳牛舎の正面から見た姿をベースに、「東大農場ボランティア(当時)」のT氏がデザインしたものを、「東大フィールドボランティア」への改称に合わせて改変しました。農場博物館ロゴマークをベースにしていますが、生態調和農学機構の社会連携の窓口の文字通りのシンボルとして、明かり取り窓を配するとともに、「風車」は新風を吹き込むシンボルとして用いています。
農場博物館の建物は、1935(昭和10)年の農場の駒場から当時の田無への移転に備えて、飼畜施設群の一つとして1934(昭和9)年に建てられた旧乳牛舎です。
1974(昭和49)年に乳牛舎としての役割を終えた後は、農学部のある弥生キャンパス標本室の保存品も含めて、歴史的価値の高い農機具約230点を格納した展示室として、学生実習などに利用してきました。しかしながら、老朽化によって屋根の一部が崩落し始め、緊急の対処が必要となっていました。
田無の多摩農場開場当時の建物群は約20棟現存していますが、耐震性を重視した構造で統一されており、関東大震災後の耐震性を重視した当時の営繕課長であった内田祥三(うちだ よしかず)元総長の理念が反映されたものと推測できます。その中でも旧乳牛舎は最も建築面積が広く、1963(昭和38)年に一部改築されましたが建築当時の佇まいを維持しており、歴史的建造物としての文化財的価値も非常に高い建物と判断し、2007(平成19)年の1月に修復することが決まりました。
修復計画は、市民の皆さんのご意見も伺いながら、生物材料科学専攻の稲山正弘准教授と、木造建築コースの社会人大学院生諸君によって作成され、当年6月末に工事が完了し、同年11月23日の勤労感謝の日(宮中における新嘗祭)に開催された収穫祭において、「農場博物館」としてオープンしました。
農場博物館 外観
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瓦葺きの木造ですが、構造的には洋風建築です。1935(昭和10)年前後に建てられた農場施設の外壁は、横羽目板の鎧張りですが、この建物だけが全面縦羽目板張りになっています。なお、建築当時は押縁がありました。
農場博物館の天井トラス
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機能美が追求された建物の構造も必見です。一番手前に見える梁は2007(平成19)年に改修されたものですが、それ以外は1934(昭和9)年の建築当時のままです。長さ約10.9m(36尺)の平角陸梁(ろくばり)は米松の無垢材で、反りや曲がりはもとより割れ一つ見受けられません。
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