教草コレクション

教草コレクション

教草(おしえぐさ)

「教草」という書名は、江戸時代の書物である「女文章教草(をんなぶんしやうをしへぐさ)」・「女小學教草(をんなしやうがくをしへぐさ)」・「西洋教草(せいようおしえぐさ)」などに見られるように、教訓や往来物(おうらいもの)、すなわち、初等教育用の教材を意味しています

それぞれに外袋が付いた、全30葉から成るこのコレクションは、1873(明治6)年に開催された墺国博覧会(オーストリア・ウィーン万国博覧会)に出品するにあたって、全国から収集した伝統的な技術等についての資料を、「日本の博物館の父」と称される田中芳男ら博物館が絵図資料として編集し、正院に提出したもとされています

そのため、文章や絵図の作者も多数で、出版年も5年間に渡るだけでなく、第26の「べに一覧」のほうが第1「稲米一覧(いねこめいちらん)」より早く発刊されていたり、第23「製紙一覧(せいしいちらん)」では、田中芳男自身が校閲を加えていたりしています。なお、当時の博物館とは現在の博覧会事務局を意味しています

外袋に田中芳男が書いているように、日常生活における衣食の原料や製造方法を、子供たちに教えることを目的としていますが、次世代による、日本の原料作物の品種改良や新しい製造方法の発明に、期待を寄せていることも分かります

また、編集途中に焼失した第1から第24までを作り直していることも書かれてあり、実際に字体などがコレクションと異なる「稲米一覧」などが国立公文書館外部リンク に所蔵されており、これらの文書が含まれる「公文録(こうぶんろく)」は、1998(平成10)年に国の重要文化財に指定されています。

コレクションの紹介(一部)

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第壱 「稲米一覧」 第十五 「製茶一覧」

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