企画展

企画展 「耕耘(こううん)用機械の発達史」

概 要

チェリートラクター CT101G型

チェリートラクター CT101G型

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1953(昭和28)年から青森県弘前市にあった神農工社が開発し、川崎市ビクターオートが1955(昭和30)年から製造し始めたとされています。当時としては最新鋭の出力10PS(7.4kW)、排気量496CC(mL)の空冷2サイクルディーゼルエンジン(国産化した西独のSTIHL(シュティール)社製)を搭載していました。1959(昭和34)年からはヰセキ(井関農機株式会社)でも、TC10型とTC15型が製造・販売され始め、ヰセキトラクタのルーツでもあります

攪拌式(かくはんしき)の耕耘(こううん)用機械といえば、「ロータリ」が定番になっていますが、それまでにはいくつかの方式が考案され、淘汰(とうた)されてきた経緯があります。そこで、農学部・農場コレクションの中から、攪拌式耕耘用機械を一堂に展示し、「ロータリ」が定番になるまでのプロセスを紹介します

とくに、本格的な乗用トラクタの「チェリートラクター CT101G型」や、「キャタピラー」の俗称で通じている「履帯形(りたいがた)(英語では「Crawler(クローラ)」,水泳のクロールと同一語源です)耕耘機も農場博物館で初公開します

農場博物館で初公開となる耕耘用機械

  • 秋山式動力耕耘機 C1型(歩行用・履帯形・クランク式耕耘機)
  • チェリートラクター CT101G型(乗用・車輪形) + ロータリ式耕耘機
  • 古川式動力耕耘機 LK-250型(歩行用・車輪形・スクリュ式耕耘機)
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