当機構について

設置目的・特徴

設置目的

持続的な生態系サービス*と調和する農林業と社会のありかたを探求し、今後の持続的社会への移行に際して、農林業と農山村の果たす役割を明らかにしていきます。


教育研究の特徴

従来の生産性重視から、生態系サービスの持続性へと視野を広げ、耕地・緑地・林地からなる田無キャンパスをベースに、圃場と社会をつなぐ教育研究を次の3つの領域で進めます。


情報・社会研究領域

農林業と社会の関係性を、食品安全、環境保全、景観形成などの観点から究明します。農業環境・情報工学、地域環境工学・計画学などの学問分野に基礎を置きます。


農林生態系研究領域

生態系サービスを人類が持続的に享受する見地から、農林生態系の評価法や管理手法を究明します。環境農学、森林科学、昆虫科学などの学問分野に基礎を置きます。


生物・物質循環研究領域

さまざまなスケールの物質循環を対象として、農林業と環境をめぐる生物の機能と物質の挙動を究明します。作物生産科学、園芸科学、ランドスケープ科学などの学問分野に基礎を置きます。


*生態系サービスとは: 人類にとって有用な生態系のはたらき。農林業生産だけでなく、農山村景観や都市緑地の維持も生態系サービスの上に成り立っている。


組織運営の特徴

徹底した農薬管理と生産履歴記録などにより、良好なコンプライアンスを維持するとともに、組織の任務と資源配分に関する徹底した討議と、外部有識者による定期的な評価を通して、透明度の高い組織運営を実現します。