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2020.08.26研究成果

お花畑の保全は、植物多様性の保全につながるのか ―文化的サービスと生物多様性の保全を両輪で推進するための計画―

【原題】 Does the local conservation practice of cultural ecosystem services maintain plant diversity in semi-natural grasslands in Kirigamine Plateau, Japan?

 

発表者

内田 圭 (東京大学 大学院農学生命科学研究科 附属生態調和農学機構 助教) 【筆頭著者・責任著者】

 

発表のポイント

  • 観光資源として有用なお花畑(文化的な生態系サービス)を保全することが、植物の多様性保全に貢献していることを明らかにしました
  • お花畑の保全のみでは、季節性や花色などを考慮した植物の機能的多様性を十分に保全できないことも同時に示し、保全施策の提案を行いました
  • 保全対象について、異なる観点を持ち施策を実施することが、さらなる保全効果を生み出すと期待されます

 

詳細は 東京大学大学院農学生命科学研究科プレスリリース をご覧ください。

 

発表誌情報

Kei Uchida, Asuka Koyama, Masaaki Ozeki, Takaya Iwasaki, Naoyuki Nakahama, Takeshi Suka. 2020 Does the local conservation practice of cultural ecosystem services maintain plant diversity in semi-natural grasslands in Kirigamine Plateau, Japan? Biological Conservation

URL: https://doi.org/10.1016/j.biocon.2020.108737