発表のポイント

・花粉症対策に光明!スギ花粉の生産に関わる遺伝子を新たに特定し、CjTKPR1遺伝子のたった1塩基の変異で無花粉になることがわかりました。

・無花粉スギの苗木生産の増大につながる成果であるとともに、将来的にこの遺伝子を標的にすることでさまざまな植物で花粉症対策を行えることが期待できます。

発表者

角井 宏行(東京大学　大学院農学生命科学研究科)

伊原 徳子(森林総合研究所　樹木分子遺伝研究領域)

長谷川 陽一(森林総合研究所　樹木分子遺伝研究領域)

釣崎 恵里子(新潟大学 大学院自然科学系)

二村 典宏(森林総合研究所　生物工学研究研究領域)

岩井 淳治(新潟県森林研究所　森林・林業技術課)

樋口 有未(新潟県森林研究所　森林・林業技術課)

藤野 健(東京大学　大学院新領域創成科学研究科)

鈴木 穣(東京大学　大学院新領域創成科学研究科)

笠原 雅弘(東京大学　大学院新領域創成科学研究科)

山口 勝司(基礎生物学研究所　超階層生物学センター)

重信 秀治(基礎生物学研究所　超階層生物学センター)

大谷 真広(新潟大学　農学部)

中野 優(新潟大学　農学部)

行田 正晃(新潟大学 大学院医歯学総合研究科)

芝田 晋介(新潟大学 大学院医歯学総合研究科)

上野 真義(森林総合研究所　樹木分子遺伝研究領域)

森口 喜成(新潟大学　農学部)

発表雑誌

PNAS Nexus

題名

A single-nucleotide substitution of CjTKPR1 determines pollen production in the gymnosperm plant Cryptomeria japonica

DOI

10.1093/pnasnexus/pgad236

URL

https://doi.org/10.1093/pnasnexus/pgad236

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